「見た目」に気を使わなくてはいけない年齢だと、自覚しています。
若くて可愛い子なら、ファストファッションでも大丈夫。お肌にツヤもあるし、中身が輝いているから服装は清潔であればいいんじゃないかと思ってます。がしかし、年齢を重ねるとそうもいかないのが悲しいところ。1年前に着ていたものと、今年買ったものじゃ全然違うのです。古い服だったり、ぺらぺらの服だったりすると、元気なさそうに見えてしまうのはどうしようもない。服装も年齢相応にシフトしていかなくちゃ、と思った時にこの本。大人はテクニックでキレイを手に入れるのです。
ざっくりなあらすじ
- Fashion 最速で魅力を引き出す
- Money 使ったお金が何倍にもなる
- Mind 「私は私」と思えたら
- キレイになりたいのは、変わりたいから
著書の意図は?
著者はニューヨークでイメージコンサルタントをされている方。外見よりも中身だ!と言いたくなりますが、著者によると「外見は中身の一番外側の部分」とのこと。外見を変えたら、人が変わることをニューヨークでたくさん体験されたそう。自分がなりたい自分をイメージして、それのイメージを身につければゴールにたどり着く、ということを詳しく教えてくれています。
超個人的感想
「美人は生涯年収で3000万円得をする」で大衝撃。3000万円も損してるんですか?そりゃデカイ。美人が得をするというのはよく聞きますが、実際に年収でそこまで差が出るとなると「私は美人じゃないし」なんて言ってる場合じゃないですね。「見た目だけで判断されたくない」ってよく耳にする言葉ですが、「見た目だけで損をすることはもったいないと思いませんか?」と書かれていて、確かに!!!!とめちゃくちゃ頷きました。アメリカで7500人を対象にした調査で、大きな会社のCEOほど容姿がいいと分かったそう。なんすかそれ。それを聞くと俄然やる気になります。
表紙のキレイな外国のお姉さんの写真から入ったせいか、「どうせニューヨークでのお話でしょ?」と反発するかと思いきや、意外にすんなり入ってきました。チップとかパーティーとか、日本人には馴染みのない例もありましたが、共通のことも多いんですね。「外見でレベルが値踏みされる」とか、「安くて買った9割はゴミになる」とか、なかなか厳しいことを書かれているんですが、それが納得できちゃう。なるほどーとうなずいてばかりでした。
それから、服装ももちろんだけど「ヘアスタイルが年収を表す」と言われるほど、富の証拠になるそうです。あとは靴。ハイヒールを履きなさいと。また出た!ハイヒール。もうこれは履けってことですね。というか、自分に合うハイヒールを探せる大人になれと、毎日言われている気がするので、頑張ります。ちなみに、脚を一番キレイに見せてくれるハイヒールは7〜8センチだそうです。頑張ります。
お金をかけるのは、自己啓発よりも健康とか、エステよりメンタルにとか、お金の使い方についても書かれていました。お金が具体的にどんな効果をもたらすのかを考えて使いなさい、というのは大事なことだと思います。
最後に響いたのが「歯」にお金をかけるってこと。私も一本だけ凹んでいる歯があるのですが、ずーっと気になりつつもそのままにしておいたんですね。将来のことも考えて、歯列矯正しようかなと考えていたところだったので、背中を押された気分です。噛み合わせとか歪みが気になってやろうと思っていたんですが、「小顔効果もあり」とあったので、これはもう歯医者さんに説明を聞きに行くしかないな、と思っています。
印象に残ったのはこちら
- 人の印象は外見が55%
- 話す内容は7%
- 見た目で運が変わる
- 年齢は単なる数字
- 体重は単なる数字
- 出世の条件に「美しい歯」という項目がある
- 素敵な服をまとう理由を見つける
- バーゲンには行かない
- 「できる」とハッタリをかます
- いらないものはさっさと捨てる
オススメするのはこんな人
- 見た目なんて、と思っている人
- 外見より中身が大事、と思っている人
- キレイになりたいけど、どうしたらいいのか分からない人
- 成功のヒントが欲しい人
見た目を変える費用対効果はすごいのではないか!と思ったので、「見た目より中身だ」と考えている人にオススメです。帯の裏に、著者がコンサルティングされた方のビフォアフターが載ってるんですが、印象が大きく違います。自分もキレイになりたい人は、ワクワクできるかも。コンサルティング料はきっとお高いですが、本は1400円です。ずっとリーズナブルだと思います。
個人的満足度★★★★☆
ニューヨークの遠い世界お話かと思いきや、自分にも置き換えられるところがあったのでとても参考になりました。髪型とか靴とか歯列矯正とか、自分にできるところは取り入れていきたいなと思います。逆に、日本人として分かりやすかった分、ニューヨーク・ミリオネアの教えではないかも、と思ったので星4つで。
しかし、アメリカでの出世の条件に「美しい歯」という項目があるのには、目を疑いました。「肥満」と「喫煙」は知っていましたが、「歯並び」もあるんですね。芸能人だけでなく、ビジネスマンも歯が命。勉強になります。