先日読んだ「ポジティブチェンジ」がなかなか面白かったので、別の本も読んでみたいなと思って本屋さんを歩いていたら、どーんと積んでありました。普通の本と、図解版のこちら。図解ってあまり読んでみた事がなかったので、興味があって購入してみました。
ざっくりなあらすじ
- あなたの集中力は、トレーニングによってさらに強化することができる
- 集中力を自在に操る3つのルール
- 高い集中力を生み出す7つのエンジン
- 疲れをリセットする3つの回復法
- 集中力を自動でつくりだす5つの時間術
個人的感想
超個人的なことですが、私には図解はあんまり合わないような気がしました。本としては図解でイラストやポイントをまとめてあるなど、使いやすいように作られているんですが、私、文字の方が好きなんですよね。イラストが多用してあると、それが気になってしまって集中できない。「超集中力」の本なのに。残念です。
ただ、内容は超集中力を作り出すための具体的な方法が書かれていて、とても分りやすいと思います。特に「ルール」「エンジン」「回復法」「時間術」と項目に分かれているので、自分が取り入れやすいものから実践できるのは親切だと思います。それぞれに色分けしてあるのもとても見やすいです。テキストのようで、本の作り方が工夫されていると思います。
特に回復法と時間術がおもしろかったです。目を温めて休ませるとか、シナモンやペパーミントの香りを嗅ぐということが、集中力に関係するとは思っていなかったんですが、やってみようと思います。時間術では「25分の集中と5分の休憩を繰り返す」というテクニック。25分経ったら、途中でもやめる。「え、逆に集中力途切れないの?」と思ったんですが、違うそうです。物足りないぐらいで作業の手を止めるのがいいのだとか。そんな知識は全くなかったので、とても新鮮でした。
それからここ数年よく聞く「瞑想」。瞑想ってすごく難しそうで「何するんだろう?」と思っていたら、「呼吸に注目するだけ」だそうです。鼻呼吸でゆっくりと。目を閉じて呼吸に意識を集中させれば、最初は3分ほどでいいそうです。これなら私もできそうと思ったので、早速やってみようと思います。
印象に残ったのはこちら
- 集中力の高い人は実は長時間集中していない
- 制限のある状態の方が集中力が高まる
- トップアスリートが鍛えているのは「脳」
- 「疲れ」を脳でコントロールする
- 作業スペースの上に、余計なものは置かない
- 15分に1回は椅子から立ち上がる
- 選択が少ないほど、集中力は上がる
- 運動は脳のリセットボタン
- 緑のあるところを5分散歩する
- 水の側ならさらに効果がアップする
- 瞑想は1日3分から始めて、理想は1日30分
- 15分〜20分のお昼寝は、夜3時間の睡眠に匹敵する
- 目を温め、ストレッチを行い、休ませる
- 不安を書き出すと緊張が和らぐ
- 大切な仕事や勉強ほど朝にやる
- 朝はインプット、昼はアウトプット、夜は復習
- 90分、20分のリズムで作業と休息を繰り返す
- 90分で取り組むタスクは1つにする
- 大切な「1番」以外手をつけない
- スケジュールに余白を作る
- 1日のなかに「怠けタイム」を積極的に設ける
個人的満足度★★★☆☆
とても分りやすくてよかったのですが、個人的に図解よりも文章の方が頭に入ってくる気がする、ということで星3つです。でも教科書みたい、と考えれば実践する時にはイラストやチャートがすぐに飛び込んできて、やりやすいかもしれません。とにかく、目が最近本当に疲れているので、温めてストレッチして休ませたいと思います。まずはそこからやってみます。